むし歯や歯肉の病気、事故など様々な要因により、歯を1本だけ失ったり、並んだ何本かを失う場合があります。歯を失ってしまうと、歯の機能と審美性が崩れ、食事の時や外見上で不都合を感じる事になります。
 
もし失った歯をそのままの状態で長期間放置すると起こり得る症状
1.咀嚼(そしゃく)傷害(噛む事が難しくなります)
2.審美障害(前歯はもちろんの事、奥歯でも顔貌が変わります)
3.発音障害
4.他の歯の移動(歯が伸びたり、横の歯が倒れたりしてきます)
5.頭痛や肩こり、腰痛(噛み合わせのバランスが崩れると、全身の筋力のバランスも崩れます)
6.顎骨の吸収(抜けた歯の周りが徐々に痩せていき、審美障害にもつながります)
7.重度の咀嚼障害(上記4,6のような状態がひどくなると噛めなくなります)
8.内蔵疾患(きちんと噛まずに食事すると胃に負担がかかります)
9.ストレス(健康や美を損なうと、精神的にも悪い影響が出てきます)
 
すなわち、失った機能を何らかの治療で回復、修復する事が必要となってきます。
現在、失った歯の機能、審美性を回復する方法として「ブリッジ」「入れ歯(義歯)」「歯牙移植」「歯科用インプラント」などのいくつかの方法があげられますが、「インプラント」とは天然歯根の代用となる純チタンでできた人工歯根の事です。
失ってしまった自分の歯の代わりに顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を作製し、元通りの噛み合わせ、審美性を回復する事ができます。